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赤ちゃんの育ちの話〜町総合保健福祉センター「あゆみだより」

更新日:2022年11月1日

 健康推進課では母子手帳交付、妊産婦・乳幼児訪問、乳幼児健診、乳幼児予防接種など母子保健にかかわる業務を担当しています。今回は、赤ちゃんの育ちについてご紹介します。

妊娠期からの赤ちゃんの脳の発達について

 妊娠期の方は、赤ちゃんを宿してから何をしていても、おなかの赤ちゃんのことが気になることでしょう。大切な命を迎えるため、からだの準備とともに母親としての心の準備も整ってきているのです。うれしさと期待と、不安もあることでしょう。それらが交錯するのは、誰もが経験することです。

 動物の赤ちゃんは、生まれてから数分から数時間で立ち上がることが多いですが、人間の赤ちゃんは、生まれてから3〜4か月は寝返りすらできません。自分で食事や排せつなどひととおりのことができるようになるまでには、5年くらいかかります。

 脳の発達では、サルは70%の成長で生まれ、その後約6か月で成長が終了します。人間は23%の成長で生まれ、生後3か月で3倍に、その後スピードをゆっくり落としゆっくりと成長をつづけ、20歳で大部分の脳の発達が完了します。人間は、二足歩行を選択したことから産道が狭くなり、からだは未熟なまま、一番直径が大きい頭が通過できるようなお産になり、その後時間をかけて脳を発達させることになったのです。その結果私たちは、どんな環境にも適応でき、道具や言葉を進化させ、集団で生活するため不可欠なコミュニケーション能力も発達させました。

 脳を発達させ、社会的にも進化した行動をとるためには、長い子どもの期間が必要、つまり、長い子育ての期間が必要なのです。

赤ちゃんの「育ち」を支えて

 赤ちゃんは、およそ280日間お母さんのおなかの中にいます。その間に、受精して間もなくは顕微鏡でなければ見えなかった受精卵が、3Kg前後の赤ちゃんにまで育つのですから驚きですね。しかしそれは、生きていく、成長していくための完全な環境があったからこそ、できたことです。

 おなかの中(子宮内)では、必要な栄養は臍帯血(さいたいけつ)を通じて絶え間なく与えられ、温度は38度くらいに保たれています。また、羊水の中は無菌状態ですから感染症からも守られ、妊娠後期には、数か月の間、日常的なウイルスから守ってくれる免疫までお母さんから授かります。

 妊娠期の高血圧や高血糖状態などは赤ちゃんの育ちやお母さんの体に負担をかけることがあります。つわりがひどくて食事が入らない場合は、スポーツ飲料や100%ジュースなどを活用されてもいいですが、つわりを乗り越えたら、卵や魚・お肉などのたんぱく質、緑の野菜などのビタミン類を積極的に摂る必要があります。

 赤ちゃんは、お母さんが食べた栄養で育ちます。

 その後赤ちゃんは、生まれた瞬間から環境が一変します。産声の第一声で肺呼吸が始まり、常に供給されていた栄養は2〜3時間おきの授乳で、泣いて要求しなければ得られません。羊水の中から空気中に出てきたので肌は乾燥しがち、周囲の温度も一定ではありません。また出生から数か月は胎児期に授かった免疫があるものの、感染症の危険にもさらされます。そのためお母さん、お父さんは協力して母乳またはミルクをあげ、赤ちゃんを清潔に保ち保湿のためのスキンケアをして、室温にも気を配り、感染症から守るため予防接種に連れて行く必要があります。

 しばらくは手がかかりますが、赤ちゃんが、これから生きていくためのさまざまな能力を身につける基盤づくりの時期ですので、少しずつ始まるわが子の「できた」を見つけながら、赤ちゃんの「育ち」を支えてあげてください。

 町健康推進課では、保健師・管理栄養士が家庭訪問や乳幼児健診、予防接種等で子育てのサポートをいたします。妊娠期の栄養や出産後の離乳食、子どもさんの成長発達などのご相談がありましたら、お気軽にご利用ください。また子育てサロンあゆみも火曜〜金曜に開設しています。


お問い合わせ

甲佐町役場 健康推進課 健康推進係
電話番号:096-235-8711この記事に関するお問い合わせ


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