古民家改修の背景について

　旧西村邸は、甲佐町仁田子にある故西村展蔵さんの屋敷跡で、築約140年の古民家です。

　平成10年ごろから旧西村民俗資料館として、昔の農具や機械類、生活用の道具類など200点を超す品を保存・展示してきました。

　平成28年に発生した熊本地震により被害を受けた同資料館は、その機能を宮内小学校跡に開設した宮内社会教育センターに移し、今後の利活用について協議がされてきました。

甲佐町こうさてんプロジェクト

　一時は取り壊しの案も出ましたが、平成29年度に『甲佐町こうさてんプロジェクト』として、町内外の方たちを交えたワークショップ形式を用いて今後の利活用について協議し、宿泊施設とカフェを兼ね備えた施設としての活用を計画しました。

旧西村邸ワークショップ改修工事

　改修工事は、平成30年11月から令和2年2月までの期間に約月1回のペースで開催しました。工事の手法として、専門業者による改修だけでなく、町内外の方、古民家が好きな方など一般の方と交流しながら作り上げるワークショップ形式で行いました。2カ年で13回(24日間)開催し、延べ445名の方にご参加いただきました。参加していただいた皆さんからは、「大工さんや左官さんから技術を直接教わる機会はめったにないため、とても勉強になった」「古民家を所有しているが、ワークショップで学んだ事を自分の家のリノベーションに活かしていきたい」などのご感想をいただきました。

　これまでのワークショップ改修工事の模様については、下記リンクをご覧ください。

ワークショップの概要や作業の様子はこちら

　・甲佐町こうさてんプロジェクト

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