「甲佐町の文化財」

　「広報甲佐」に文化財探訪が掲載されるようになったのは、2013年(平成25年)6月からで昨年(令和5年)で10年となり、令和6年の7月号で122号となります。(熊本地震後 4回休止)

　私達のふるさと甲佐町の文化財としては、国指定文化財2件、町指定文化財16件、その他未指定の文化財が200件以上あります。

○国指定文化財(2件)

　天然記念物「麻生原のキンモクセイ」(麻生原区)、史跡の「陣ノ内城跡」(下豊内区)

○町指定文化財(16件)

　宮内校区「木造如来形座像」、「緑川上流通漕碑」、「豪淳の碑」

　甲佐校区「鵜ノ瀬堰」、「松尾城跡」、「簗の樋門」、「下豊内の逆修碑」、「陣ノ内城跡」(国指定地外)

　竜野校区「目野薬師如来及び十二神将像」

　乙女校区「船津東前横穴群」、「津志田の逆修碑」

　白旗校区「早川城跡」、「早川六地蔵」、「円福寺跡阿弥陀如来座像」、「薬王寺の宝篋印塔」、

　　　　　「緒方家文書」　

　町文化財保護委員会(文化財保護委員:4名)では、先人が残してくれたこれらの文化財を守り、後世に継承して行くため現状確認をしつつ、併せて町民の皆さまに知って頂くためにも「広報甲佐」にて紹介すべく、地元の方に話を伺ったり昔の記録書(古文書)等を調べたりしておりますが、文化財の歴史・由来・建造時期等々を知る根拠となる資料や語り部の方も少なくなり苦慮しているのが現状です。　　

　皆さん方の近くでも文化財名を記した白い木柱(標柱)を目にされていることと思います。お近くに有る文化財の内容についてご存知の方は是非教育委員会へ御一報頂きたく思います。

　尚、文化財名を記した標柱は、文化財保護委員会による手書きのため少々見辛い点があるかもしれませんがご容赦願います。又、標柱が倒れかかったり、文字が見え難くなっているものがあれば教育委員会へお知らせ頂きたく思います。

文責・甲佐町教育委員会　北里　義友(津志田区)