あゆみだより11月号
長寿の秘訣
厚生労働省が2019年7月30日に公表した2018年の日本人の平均寿命は男性が81.25歳、女性が87.32歳で過去最高となりました。平均寿命の高い国や地域の順位を調べてみますと、男性は1位香港(82.17歳)、2位スイス(81.4歳)次いで日本が3位です。女性は1位香港(87.56歳)、次いで日本となっています。また、全国の100歳以上の高齢者が初めて7万人を突破し、熊本県は、100歳以上の高齢者の多い(人口10万人当たり100歳以上の高齢者)都道府県順位の10位となっています(2018年9月時点)。100歳になっても「元気で、自分のことは自分でできる」ことを目標にしたいですよね。そこで、甲佐町のご長寿さんに「長寿の秘訣」を聞いてみました。
和田内地区の大島典子さん
現在91歳で、現在、和田内地区の地域の介護予防教室に週1回参加して「いきいき百歳体操」等しています。もともと運動することが好きで、小学校6年生のころからバレーをはじめて、地域の婦人会でもバレーをする機会があれば参加していました。今は、健康のために天気の良い時は散歩をしています。また、畑に行って、夏はスイカ、冬はいも、大根などを植えて、できた野菜を友人にさしあげて喜んでもらうことを楽しみにしています。テレビを見るとき以外はじっとしていることはほとんどありません。雨が降るときなどは、折り紙でくす玉や手提げ袋を作っています。歯は全部自分の歯で、3カ月に1回は歯科受診をしています。慣れないことにも、やってみようという気持ちでこれまで取り組んできました。
北早川地区の渡邉節子さん
現在87歳で、現在、自宅でテレビ体操を毎日しています。家事もできる限り手伝いたいという気持ちですし、掃除が大好きです。野球観戦やドラマ視聴、歌を歌うのも好きです。今はなかなか行けなくなりましたけどウインドウショッピングに出かけることも好きでした。主人が仕事をしているときは日記も欠かさず毎日書いていました。興味のあることがたくさんあって、いろんなことに挑戦しようという気持ちがありますね。今度、孫の結婚式があるので、通所型サービスCの甲佐町はつらつリハビリ教室に通って元気に杖をつかずに歩けることを目標にリハビリに励みたいと思っています。
お二人から見える長寿の秘訣とは・・・
お二人から伺ったことからわかったこととして、「できないことはない、とにかくやってみよう」という『挑戦する気持ち』が大切なようです。また、日ごろの生活でよく体を動かしていることがお二人の共通する点でした。散歩なども大切ですが、日常生活で横になって休む時間はあまりなく、家事など日々の生活で体を動かして過ごすことも大事なようです。それから、「周りの方に対するありがとうの感謝の気持ち」や「今、とても幸せです」と、お伺いすることができました。お二人のお話を伺って、幸せのおすそわけをしていただいたような気持ちになりました。
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