緑川水運が「歴史の道百選」に選定されました。
更新日:2020年1月1日
「緑川水運が「歴史の道百選」に選定されました」
「歴史の道百選」とは全国各地の歴史的・文化的な由緒を持つ古道などのうち、最もすぐれたものを「歴史の道百選」として、その保存と活用を呼び掛け、顕彰するために選定するものです。
1996年に全国で78件が選ばれて以来、23年ぶりに「緑川水運」を含む36件が今回新たに選定され、総数114箇所で完成となりました。
「緑川水運(熊本市-宇土市-美里町-甲佐町-山都町)」は、緑川上流の津留ヶ淵(山都町)から下流の熊本藩川尻米蔵跡・大渡津(熊本市)までの緑川を利用した物質の輸送の歴史が伝わる点が認められました。
甲佐町にも緑川水運に関連する文化財として、町指定文化財をはじめ多くの文化財が所在しています。ここでは、関連する主な町指定文化財を説明します。
「緑川上流通漕碑」
文化11年(1814)建立。甲佐神社内に所在。緑川の水運が発達していなかった頃の苦労などが刻まれている。
「鵜ノ瀬堰」
慶長13年(1608)に加藤清正によって築かれたとされる。「緑川絵図」によると、その大きさは緑川左岸から緑川の中心に向かって「七拾間(約127.2m)」、「五拾間(約90.9m)」、「三拾間(約54.5m)」と表記されている石畳状の堰。鵜ノ瀬堰の工事にまつわる話は甲佐の昔話としても有名。
「簗の樋門」
文化14年(1817)〜天保3年(1832)頃に築かれたとされる。やな場の前面に築かれた灌漑用水の水量調節用に造られた樋門。
なお、熊本県では緑川水運の他に5箇所が選定されています。
- 豊後街道
- 豊前街道
- 薩摩・肥後街道
- 菊池川水運 (以上、1996年選定)
- 日向往還 (2019年選定)
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