【人権】「高齢者はこうあるべき・・・」と決めつけていませんか?
更新日:2022年2月25日
高齢者に対してどのようなイメージを持っていますか。高齢者であっても、働いたり地域活動等に参加したりする方も多く、ライフスタイルや価値観も様々です。高齢者に対する決めつけた考え方や接し方は、差別につながります。
どんな課題がありますか?
【認知症に対する誤った理解や偏見】
認知症は、脳の病気が原因で起こります。記憶障がいなど様々な症状が現れますが、「何もわからなくなる」「何もできなくなる」ということではありません。不安や苦しみを最も感じているのは本人であり、本人の尊厳が守られ、安心して生活するための支援が求められます。
【高齢者虐待】身体的虐待、心理的虐待、経済的虐待、性的虐待、介護・世話の放棄、放任(ネグレクト) などがあります。
【犯罪被害・消費者被害等】振り込め詐欺や悪質商法の被害、財産管理上のトラブルなど、様々な犯罪や消費者被害等に巻き込まれる可能性があります。
どんな取組みが行われていますか?
●熊本県の主な取組み
- 高齢期を健康で生きがいを持って暮らせる「活力ある明るい長寿社会の実現」のための国・市町村との連携による広報啓発
- 高齢者が住み慣れた地域で安心・安全に暮らせるような認知症に対する理解の促進、高齢者への虐待の防止や身体拘束の廃止に向けた啓発・研修
- 「熊本県高齢者、障害者等の自立と社会的活動を参加の促進に関する条例」に基づく高齢者が安心していきいきと暮らせるやさしいまちづくり、高齢者を適切な介護サービスにつなげたり、消費者被害から守るための体制整備
- 高齢者の希望や能力に応じた就労支援、ボランティア活動などの社会参加の促進
県人権同和政策課 人権研修テキスト(2020年度)より作成
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