【人権】同和問題(部落差別)について
更新日:2021年9月10日
同和問題(部落差別)に関して、現在どのような差別が起きていますか?
令和2年(2020)年6月に法務省が公表した「部落差別の実態に係る調査結果報告書」によると、「部落差別の被害又は加害経験があるか。(親族・知人を含む)」という問いに対し、回答者の17.5%が「ある」と答えています。また、「その様な経験があった方はどのような場面、事例であったか。」という問いに対し、「部落差別の被害又は加害経験がある」と回答した728人のうち、58%の人が「結婚や交際に関する場面」と答えるなど、結婚や交際の場面において、差別意識が最も顕著に現れるという結果となっています。
- 結婚の際に出身地等を理由に反対される。
- 就職の際に採用選考で不適切な質問をされる。
- 不動産売買等における「土地差別」。
- インターネット等で差別表現や差別情報が流される。
こうした差別が起きる背景には、現在もなお、同和問題(部落差別)にかかわる偏見や差別意識が人々の心に根強く存在していることがあります。
日常生活の中で「人権感覚」を磨きましょう
私たちは、血筋、家柄、迷信等にこだわるなど、不合理な考えで、判断したりしてしまうことがあります。日々の生活の中で、正しく理解をしようとせず、噂や憶測で思い込んでいることはないでしょうか。
差別や偏見をなくすためには、正しく理解・認識するとともに、自分自身で考え、行動していく態度を養うことが必要です。また、身の周りで偏見や差別にあったとき、周りの人たちと皆で考え、行動していく勇気と努力が必要です。
人権研修テキスト・同和問題(部落問題)編より抜粋
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