体組成計を活用した健康づくりをしよう〜総合保健福祉センター「健康だより」(2025年6月)
更新日:2025年6月1日
からだを構成する成分には大きく分けて「脂肪」「筋肉」「骨」「水分」などがあります。これらの組成分を体組成といい、体組成計は、体に微弱な電流を流し電流の流れにくさを示した値と年齢や性別、身長といった情報を組み合わせ体脂肪率や内臓脂肪レベルといった各数値を算出しているものです。そのため、体重や体脂肪を測るだけではわからない自分の体組成を測りそのバランスを確認していくことが、健康管理にも役立ちます。
からだを構成する成分には大きく分けて「脂肪」「筋肉」「骨」「水分」などがあります。これらの組成分を体組成といい、体組成計は、体に微弱な電流を流し電流の流れにくさを示した値と年齢や性別、身長といった情報を組み合わせ体脂肪率や内臓脂肪レベルといった各数値を算出しているものです。そのため、体重や体脂肪を測るだけではわからない自分の体組成を測りそのバランスを確認していくことが、健康管理にも役立ちます。
体組成計を測定することのメリットとは
体を構成する成分を測定しているため、脂肪量や筋肉の量を測ることができます。脂肪が多すぎたり、筋肉量が少なすぎたりといった体の構成成分バランスが乱れると生活習慣病や体調の乱れにつながっていきます。
生活習慣病の代表的疾患である糖尿病と、高齢者におけるサルコペニアやフレイルとの関連性について米国の研究では、糖尿病患者と非糖尿病患者と比較したところ、糖尿病患者において骨格筋量低下が認められ、フレイルを呈するリスクが1.52倍という報告があります。また、体脂肪率や骨格筋量指数を用いて評価したサルコペニア肥満では、性別に関係なく要介護状態に移行しやすいといった結果や歩行能力障害や転倒のリスクが高まることが認められています。
体組成計を利用すれば、体重計や体脂肪計ではわからなかった「筋肉量の低下」や「基礎代謝の減少」「内臓脂肪の増加」などに気づくことができ、それらの変化に気づくことで、健康の悪化や間違ったダイエットを防ぐことができます。
生涯自分らしく過ごすために
このように、高齢者糖尿病を含めた生活習慣病の予防や治療にも、総合的な機能評価や体組成評価を定期的に実施し、それらの結果に応じた運動の実践や、食事生活を見直す等の予防対策に役立てられます。
体組成は、町フィットネスセンターで測定できます。また町でも年に1回体力測定と体組成測定会を実施しています。自分らしい生活のため、年1回の測定を実践してみましょう。
カテゴリ内 他の記事
- 2025年4月23日 年に1回の町の健診を受けて、自分の体の状態を確認しましょう!
- 2025年4月15日 令和7年度 子どもの予防接種についてのお知らせ
- 2025年4月15日 令和7年度 母子健康手帳交付・乳幼児健康診査・予防接種などに...
- 2025年3月26日 令和7年度 住民健診について
- 2025年3月13日 帯状疱疹ワクチン定期接種化についてのお知らせ