介護予防サテライト事業を活用して、元気なうちに介護予防を
介護予防って何?
介護予防とは、名にある通り「要介護状態にならないよう元気なうちに予防すること」を指します。ここでキーとなるのが「フレイル」です。「フレイル」とは要介護状態になる前の段階で加齢により心身機能が衰えた状態、すなわち、「最近足腰が弱ってきた」「もの忘れがひどくなってきた」という方が対象になる可能性があります。恐ろしいことに「フレイル」になると、その後の2年間で要介護認定を受けるリスクが高いことが報告されています。要介護状態になってしまうと、なかなか健康な状態に戻ることが難しいとも言われており、どれだけ「フレイル」の段階で介護予防に取り組むことが大切かが分かりますね。
私ってフレイルの対象?
以下の項目をチェックしてみましょう!
□6か月間で2〜3kgの体重減少があった
□以前に比べて歩く速度が遅くなってきたと思う
□ウォーキング等の運動を週1回以上していない
□5分前のことを思い出せない
□(ここ2週間)わけもなく疲れたような感じがする
5項目のうち、3項目該当した方が「フレイル」、1項目でも該当した方は「プレフレイル」(「フレイル」になるリスクが高い方)と判定されます。特に、「フレイル」もしくは「プレフレイル」に該当した方に参加していただきたい介護予防の事業として介護予防サテライト事業をご紹介します。
介護予防サテライト事業
甲佐町社会福祉協議会に委託して実施している事業で、体操のみでなく昼食や脳トレなどの活動を通じて利用者同士の交流を図るため、楽しく介護予防を実施できるような内容となっております。
開催内容
午前中は主に健康状態の確認と体操をし、昼食の後、午後は脳トレ等のゲームを中心に行っています。今年度から体力測定を年に2回実施する予定で、自分の運動機能を確かめることができる機会にもなります。また、リハビリ専門職による講話も実施予定なので、介護予防に関する学びを深める場にもなります。
開催日時
宮内・甲佐地区…月または火曜日、竜野地区…水曜日、乙女地区…木曜日、白旗地区…金曜日
時間は午前10時から午後3時まで開催しています。
開催場所
宮内・甲佐地区は老人いこいの家、竜野・乙女・白旗は各地区のふれあいセンターで実施されています。※送迎希望の方は送迎も可能です。
参加費用
1回の利用につき昼食代含め500円です。
利用者の声
下横田在住:桑田勝子さん(77歳)「コロナ禍で活動量が減り、友人からの誘いで利用しました。ゆっくり話すことができて、雰囲気がいい。元々甲佐出身ではないので、他の地区の方と話せるいい機会になります。」
下豊内在住:本郷建司さん(89歳)「最初利用する前は気が引けていたが、段々利用する度に他の人とお話をすることが楽しくなってきた。体操で膝、腰の痛みもよくなった気がする。一人で家におるといらんことばかり考えるので、今は地区の体操とサテライトが一つの楽しみになっています。男性が増えてくれると嬉しい。」
他の利用者からも、「家では体操をしないので助かる。家の仕事で忙しいので、週1回のサテライトが気分転換になる。」「専門職の講話もあり、自分のためになることばかりなので、もっと皆さんにサテライトを知ってもらいたい。」といった声がありました。
冒頭でもお話ししましたが、介護予防は元気なうちに取り組むことが大切です。今年度から体力測定等で専門職のかかわりを強化していますので、ぜひ興味のある方は町福祉課地域包括支援係(096-234-1114)までご連絡ください。
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